やむを得ない事情で生活苦になり借金をはじめたら、その借金を返すために借金を繰り返し、小額で借りている業者が現在6件あります。返済日と返済金はみんなバラバラで管理しきれません。毎日借金返済のことを考えるようになり、心のバランスを失いそうです。知人に相談したら、借金を一本化した方がいいのでは?と助言され、少しでも楽になるなら一本化したいです。一本化にするための条件などはあるのでしょうか?
「おまとめローン」で返済方法を変えてみよう!
まずはじめに、借金を一本化にするおまとめローンは、銀行や消費者金融、クレジット会社からの借入をまとめて返す方法です。数件から借りている借金をまとめるメリットは、なんといっても低金利!しかも毎月の返済額が前より安い、そして返済日が毎月決まった日にちというところ。質問者様のような今ある借金を返すために借金をして、雪だるま式に借金が増え続ける人。そうゆう人は実はすごく多いのです。
借りたときは「返済計画はこうやろう!」とか色々考えて、返済日を忘れないようにノートや携帯電話にメモをしたりしますが、件数が増えてくるとその管理が面倒になり投げやりになってしまいがち。そうゆう管理ができない人におまとめローンはおすすめです!
現在借りている業者の中で金利が一番安い業者に注目してください。金額が大きくなればなるほど金利は安くなりますよね。小額ということであれば返済の合計金額もそう多くはないと思われます。そこで注意してもらいたいのが、今の返済合計金額とおまとめローンの返済額を比べてみてください。おまとめローンの返済額が少なければ、今よりも支払いが楽になります。逆に高いようなら不向きとなりますが、6件も借りているなら支払日をまとめるだけでもかなり気持ちが楽になると思います。
ただし、おまとめローンを利用しても返済することに変わりはありません。おまとめローンの返済をするために他社から借りるようなことは絶対にしないでくださいね。
複数のカードローン利用の注意!カードローン多重債務とは何か
カードローンに銀行が参入して、多くの人が利用するようになってきましたが、利用するには注意も必要です。カードローン等は要するに借金ですから、借りたら返済しなければなりません。しかし利用法を誤ると返済に行き詰ってしまう事も良くあることです。そういった時にはどう対処するべきでしょうか。実はここで安易な考えを持つ人がいるのです。普通なら何とかして生活を切り詰めてでも返済しようと考えますが、他から持って来ようと考える人がいるのです。
2枚目のカードを作る
カードローンと言うのはローンの中では非常に簡単に契約できる物ですので、利用するハードルはかなり低いと言って良いでしょう。このため1枚めのカードを利用していて返済に行き詰ってしまうと、安易にもう1枚カードを作って返済に回そうと考えてしまうことが有ります。さてそうなるとどうなるでしょうか、翌月は返済しなければならないローンが2つになってしまいます。1つであればいくら利用してもリボルビング払いで一定額で済みますが2つではそれが足されます。
3枚目を作るのか
もちろん十分な収入が有って2枚あっても翌月になれば返済できると言う見込が有るのであれば、良い方法とは言えませんが、仕方がないと考えることもできます。しかしこのように返済に窮してしまう人は大概十分な収入が有るような人ではありません。2枚のカードの返済が出来なければさらに3枚目を作ろうと考えてもおかしなことではありません。そしてこれ等のカードで遣り繰りしても、そのうちまた返済に窮することになり、更に別のカードを作ろうと考えることになります。
総量規制に掛る
ところがいつまでもそんなことは続きません。無限にカードローンが合って次々に利用できるのであれば別ですが、現在では総量規制が有って借入には上限が有りますし、銀行から借りれば大丈夫と考えていても、このような状態になる頃には銀行の審査などは通らなくなっています。したがって、いずれかに時点で新しいカードは作ることが出来なくなり、返済に窮してしまう事になります。カード多重債務の完成です。こうなってしまうと取れる手段は限られています。
おまとめローンの利用を検討する
このように複数枚のカードの返済が苦しいのは、月々の返済が加算されるために返済額が大きくなることにあります。そこで銀行などが提供しているのが、これらの複数のカードを一枚に纏める為のおまとめローンと呼ばれるものです。これを利用すれば、借入を1つにできますから、借入残高は大きくなりますが、返済は月々1件分になり返済していけるようになるかもしれません。苦しんでいる皆さんは先ずは銀行に相談に行きましょう。
債務整理をする
おまとめローンを利用できない場合には債務整理を行うしか道は無いかもしれません。これは金融機関と話し合って返済条件を緩和して貰ったり、最終的に自己破産して、債務を帳消しにすると言うような方法です。債務整理は自分で行うことが出来ますが、相手は金融のプロである金融機関ですから、こちらも専門家である弁護士に依頼して、任せた方が無難です。その場合弁護士費用が掛かりますが、おかしな条件で決着させるよりも安く済むはずです。